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適応疾患について(3)

  • tanaka
  • 2021年7月24日
  • 読了時間: 2分

適応疾患について(その3)リウマチ、脳性麻痺

ニュースレター3月号に書いた文章です。


リウマチ


男女比はおよそ1:3で女性に多く、40代から60代までに発症することが多いそうです。

各関節にこわばりや腫れや痛みが現れ、進行すると関節が変形して動かせる範囲が制限されていきます。

しかし近年は新しい薬もできていて、早期発見で専門医にかかっていて、かなり症状をコントロールできている方も見ました。

逆に高齢すぎて薬に耐えられないため対処療法のみになってしまった方もいらっしゃいましたが。


リウマチへのマッサージとしては、デリケートな関節そのものをガンガン攻めるようなことはしません。

ただでさえ脆いし、まして炎症期には簡単に関節破壊や変形の進行に加担してしまいます。

あくまで痛みのせいでこわばったまわりの筋肉をほぐして、関節の痛みを「余計酷く感じてしまっているその「余計の部分を取り除こう、と考えます。そして関節まわりをゆるめることで、可動域や動作の改善をはかっていきます。


脳性麻痺


脳性麻痺に限らず本人の意思とは無関係に筋肉が緊張し続けてしまう疾患はけっこう多いです。 どこが強張るかはそれぞれですが、脳性麻痺なら、はさみ足や斜頸などの独特の拘縮の仕方をします。 


施術としては、まずは緊張しすぎて自力では力を抜けなくなってしまった筋肉をマッサージにて緩和し、正しい姿勢に誘導していく。

一旦、元の状態にリセットすることを目標とします。それが動作の改善や疼痛の軽減にもつながっていきます。

片麻痺の患者さんにするような神経筋促通法的なアプローチをマッサージの中でするにせよ、やはり麻痺そのものの改善ではなくて関節可動域の改善や全身のADLの維持向上が主目的になろうかと思います。

 
 
 

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