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追記いろいろ

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

何度も何度も廃業の危機が頭をよぎりながらも、なんとか4度目のお正月も迎えることができました。ひとえに皆様方のおかげでございます。本当にありがとうございます。


さて、たとえ喪中であっても年賀状を受け取るだけなら問題ないらしいです。返事を出すなら8日以降に「寒中見舞い」として出すとか。おせち料理はダメだけどお雑煮や年越しそばは良くて、初詣も神社はダメだけどお寺ならよくて、お年玉はダメだけどおこずかいとしてあげるのはOKだとか・・ややこしい。


以下はニュースレター6月号に書いた文章です。

<10月号 外反母趾+腰痛の患者さん>

内またで外反母趾が強く円背、頻繁にぎっくり腰を繰り返していた患者さん。下肢の歪みを緩めて整え、正しい方向に力が入るように誘導しました。姿勢も改善して若々しく見えるようになり、今までなら急性腰痛になっていたような危うい動作をしてしまっても腰痛にならなくなったとのことで、週に一回、半年ほどの治療で施術を終了しました。


<11月号 運動強度について>

3月30日付の朝日新聞夕刊に、「週に1,2回だけでも8千歩以上歩けば死亡リスクが15%近く下がると京大などのチームが突き止めた」との記事がありました。メインターゲットの歩行困難な方には、8千歩はちょっとハードルが高そうですが。


<3月号 座骨神経痛の話>

右下肢の痺れが強くて起居動作や室内歩行も困難だが、座るともっとシビレがきつくなるので立って食事をしているという患者さん。コタツで温めて横になっている時だけが楽だとのこと。腸腰筋(腹筋の奥)や梨状筋(尻たぼの奥)などの教科書的な座骨神経痛の定番の治療ポイントにアプローチしてみるも一向に良くならない。座ると痛みが増悪するというところから坐骨結節まわりをよく触ってみると、座骨から内またにかけて筋緊張が強く神経痛を再現するような圧痛がある。そこを重点的に施術すると、立った時の神経痛の増悪は改善しました。で、室内歩行は楽になってきたものの、座ると神経痛が悪化しほとんど座っていられない状態は変わらないまま。そこでいわゆる治療ポイントには拘らず、腰部から臀部~下肢までの全てを細かく細かく念入りにほぐすようにしてみると、ようやく数分間座っていられるようになってきました。頸肩背部の筋緊張を触ってみるとかなり硬く、特に背中の真ん中あたりの筋緊張が強くて背骨の動きを制限し、腰椎に過度な負担をかけているかもと思われたのでほぐしていくと、さらに長く座れるようになってきた。結局全身すべての筋緊張を低下させて、あらゆる関節が滑らかに動くようになっていけば、一部の筋肉や関節にかかる負担も減り、疼痛も起きにくくなるということなのではないでしょうか。


<4月号 ナゾの股関節痛>

この記事で書いた方とはまた別の患者さんなのですが、同時期にほぼ同じような症状の方がおられました。もともと片麻痺なのですが、急性腰痛で起き上がれなくなり、自力でトイレにも行けなくなったため緊急入院。しかし結局骨折などは見つからず退院されました。実際に触ってみると痛みを訴えている箇所はどうも腰ではなく股関節まわり~大腿部の筋肉でした。麻痺側の股関節が軽度屈曲位になっており、特に伸展(脚を後ろに引く方向)させると疼痛が強い状態でした。数日間は集中的に治療してまずは筋緊張をとり、立位での左右荷重バランステストができるまでもっていきました。通院して骨折などの致命的な問題がないと判っているのなら、やはり多少痛くてもよく荷重して、動かすことで筋肉を伸ばしていくしか解決方法はないように思います。施術直後はマッサージや立位訓練をしたせいで余計痛くなったと感じることもあるでしょうが、動かさないで固まってしまい痛みが固定してしまうリスクのほうが大きいです。一か月ほどでまだやや痛みは残るものの、立位左右バランステストから片脚立ち保持、ステップ動作、室内杖歩行まで安定して行えるようになってきました。

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