業務委託について
- tanaka
- 4 日前
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ニュースレター2024年5月号に書いた文章です。
業務委託について
個人の営業努力で一週間のスケジュールをすべて満杯にすることは、なかなかに難しい。
よくわからない個人を、身体の不自由な方が家にまであげてくれるというのは、けっこうハードルが高いのです。相手の立場に立てばそりゃなかなか信用できないよなと思います。やはり今ある仕事を誠実にこなして、コツコツと信用を築いていくしかないなと思います。
なので現状では、一部は業務委託も請け負っております。
業務委託とは、要は集客できる方の信用をお借りして、患者さんの家に上げてもらっているわけです。よくあるのが整骨院の患者さんで歩けなくなってしまった方を、とか。同業の訪問マッサージ大手さんからも業務委託しませんかという案内はよく届きます。患者さんを集めることはできても、回るスタッフが足らないということでしょう。特に鍼灸師ならたくさんいますが、マッサージ師となると少ないと思うので。
報酬は6割程度が基準だと云われています。大手さんは「詳しくはセミナー会場で」という感じでオープンにしていませんが。
業として患者さんを定期的に紹介してくれるところと、ちゃんと契約を交わした上で業務委託するならば、なんら法律上の問題はありません。ただ、上前をはねられるぶんに応じて、施術時間をちょっと切り詰めていくしかなくなるというのはあります。
開業費について
お金の話ついでに。マッサージ師さんは身一つで開業できるから、身軽でいいよねーと皆さん思われているかと思いますが・・・確かに実際、そのとおりです。
バイク一台、なんなら自転車一台あれば患者さんを回れます。(患者さんがいれば、のはなしですが)
一番経営を圧迫している経費は、施術所(もとい事務所)の家賃です。商売形態にもよりますが、訪問中心の一人親方なら一階のテナントみたいなところを借りる必要もなく、アパートの一室で十分なのです。だいたい一人で対処できる患者数などは知れていますし。正確にいうと、3.3㎡以上の待合室と6.6㎡以上の施術室の二部屋が必要で、その間は扉で区切られていることが条件です。間取りでいうと1Kもあれば十分ということになります。まあ施術所の住所が何々アパートの202とかだとイメージ的には良くないことだけは問題ですが。信用できるの?それ?あやしい業者じゃないの?っていう印象にどうしてもなりますよね。
店の電話番号だって、固定電話でないと信用が落ちたりとかする感覚がある。実際に080からかかってくる番号はほぼほぼ迷惑電話だし。といって固定電話ふうの番号にしておいて、携帯に転送されるというサービスがあるけれども、それを利用するのもなんだかアホらしい気がしてしまう。
インターネットFAXは頻度は少ないけれど、あるとけっこう便利です。
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