リハビリデイ
- tanaka
- 3 日前
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2024年10月号に書いた文章です。
リハビリ特化型デイサービス
患者さんの中に、訪問リハビリや通所リハビリを併用されている方は何人かおられます。
寝たきりというにはまだまだ元気で、室内歩行ぐらいは全然できて、もっともっとよくなりたいと意欲的な方もけっこうおられます。単に拘縮の予防改善のマッサージというよりも、よりリハビリ的な施術をしている患者さんのほうが多いぐらいです。
しかしなんといってもマッサージだけでは筋肉はつかない!つくはずがない!。なぜか皆さんなにやら都合良く誤解されていますが・・・。
もちろんこわばりが緩和されれば動きやすくなった実感はあるけれども。負荷の程度はともかく、なんらかの運動をしないことには筋力が増えるはずもない。
といっても全身マッサージもする以上は、施術の最後に5分ぐらいリハビリ的な運動をするというパターンが一番多くなり、やはりそれでは筋トレ効果としては限定的になってしまいます。もちろんそれでもやるとやらないでは大違いで、3か月~半年レベルで考えれば、目に見える効果が出てきますが・・・。
ですから、マッサージでよく筋肉・関節をほぐしたところで、訪問リハビリなども併用されて筋肉をつけていくのはとても理にかなっていると思われます。理学療法士さんもさすが運動療法を専門に勉強されているだけあって、ちょくちょく本当にスゴイ方がいらっしゃいます。まあ逆に素人目にはマンネリな運動メニューを漫然と繰り返しているだけでは?と見える方もいるのですが・・・。訪問リハビリいは、相性も含めて当たりはずれが多いかなという印象はあります。確かに器具もない訪問でできることは、どうしても限定されてしまいますし。
訪問リハビリ業者も複数試したりしたのですが果々しい成果が出ず、リハビリ特化型デイサービスに通い始めた患者さんがいます。マンツーマンの運動だとどうしても甘えが出たりしがちです。しかしマシンをあいての運動で、しかもまわりの利用者もコツコツと頑張っているという空気感のなかでは、一生懸命やらざるを得ない状況に追い込まれるようです。
最初の何回かは、翌日ぐらいまで足が上がらなくなり、かえって動けなくなったよ!などと訴えていましたが、次第に慣れていき、今では週2で通われています。
そして月単位で杖歩行の安定性やスピードが、明らかに向上していっています。しかも効果を実感すればやる気にもなる、の相乗効果です。やはり身体を動かさないとだめだなあ、と再確認しました。
リハビリデイサービスはどこも似たようなことをやっているように見えて、聞いてみる実は業者によって内容がけっこう違います。運動強度も含めて、その時点で一番自分に合うサービスを利用されればいいのではないでしょうか?
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